ありのままの自分とは 2024/3/4

私は幼い頃から「変った子」と言われていました。
敏感で感受性が強く、普通の人では感じられない事を感じ、見えないことが見えてしまい、気にならないことに気づいてしまう。それ故に普通の子供が考えないことを考えてしまう。

そんな私は「どうして私はこの私なのだろう」「私という人間はどうしてこの自分になったのか」「人間はどう育つのか」を知りたくて大学で発達心理学を専攻。
たった大学4年間の学びですが「人間は環境の動物」であることだけは実感していました。

その後パーソナルカラーを受けた時に、私は「色」によって在り方の違う4タイプの自分が鏡の中で見えることに気づきました。

講師の先生は「似合う色」という言葉・区別を使っていましたが、私は自分の「在り方を変える色」としての区別で観ていたのです。

講師の先生から「似合う色」と言われた色で顕れた鏡の中の私の姿は、人間関係に悩むことなく「変わった子」と言われながらも皆から可愛がってもらえていた自分として存在していた「色」だったのです。
その鏡の中に現れた自分の姿に思わず涙が零れました。

そして、当時の自分が使っていた「色」は、当時の私の心の声の色・想いを現していることに気づきました。
気丈でしっかりした意志の強い印象、「男勝りな女」「クールな人」と称されていた私、実は自分が幼い頃から無意識に父が強く望んだ「跡取り息子」に生まれなかったことへの罪悪感に苛まれてきたこと、「女である私」では父にはどんなことをしても認めてもらえない、息子である以上には愛されないというコンプレックスがあることに気がついたのです。

その結果、後継者として扱われている男友達に負けじと彼らに対抗し必死になっている自分は、仲間への慈しみや思い遣りに欠けた、傲慢で厳しい、冷たい人間になっていた…。
そう、自分の首を自分で絞めていたことに気がついたのです。

そして、もし叶うなら、その鏡の中の「あるがままで皆から愛されていた自分」に戻りたい、と強く思いました。